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2005年10月12日

新しい公民教科書―市販本


新しい歴史教科書をつくる会(以下つくる会)が4年前に出した公民教科書です。

4年前、つくる会が作成した教科書が検定を受けているとき、歴史教科書ともども、この本も朝日新聞などのマスコミの批判のターゲットになりました。

批判者からは、「戦争を美化している」「軍国主義的だ」「問題だ」という、罵詈雑言と言っても過言ではないくらいの批判を受けました。

「問題だ」という指摘を受けた項目のひとつに、「核廃絶という理想を考える」というテーマのコラムがあります。

世界平和を考えることはもちろん大切ですが、それならば「もし核兵器廃絶が表面的に合意されたとしたら、そのときが、世界にとって最も危険な瞬間だともいえるのではないだろうか」という視点からも考える必要があります。

平和を考えるきっかけを与えるのなら、こういう視点から考えるきっかけも与えて当然のことであり、それが気に入らないからといって、その視点を封じ込めようとするのは言論弾圧に他なりません。

公正な検定のために検定委員ですらもその内容を知らないはずの【扶桑社の】教科書に、マスコミ、政治家、外国政府が一方的に批判するという、4年前のあの状況は言論弾圧に思えてなりませんでした。つくる会を批判したマスコミなどが主張する「言論の自由」って一体何なのでしょうか。

世の中に対する視点を持つために、情報を集めることはもちろん必要だが、マスコミや文化人と言われる人たちの考えをそのまま鵜呑みにしてはいけない。

とくに、この本が公民教科書として初めて取り上げた「北朝鮮による日本人拉致問題」について「事実ではない」と否定してきた政治家・知識人や、このことを理由に批判をしてきた人たちに、騙されてはいけない。

この本は中学生向けに書かれた本ですが、将来の社会のことを考える上で私たちにとっても一読の価値があるでしょう。

出版社: 扶桑社
ISBN: 4594031560
おすすめ度: ★★★★★


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