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2005年10月10日

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる


みなさん、永世中立国といえばどんなことをイメージしますか?おそらく、「平和」という言葉が浮かぶ方が多いかもしれませんね。

また、永世中立国といえば、どの国をイメージしますか?多くの方が「スイス」をイメージされるかもしれませんね。

この本は、そのスイス政府が国民に配布している防衛マニュアルです。

有事の際にどうすればいいか、有事に対してどういう心構えをもてばよいかを教えてくれる本です。

本当に平和を望むのなら、スローガンや美辞麗句を並べ立てるではなく、有事が起きた際に私たちはどういう心構えをもってそれに臨めばいいのか、教育現場でもそれを教えるべきでしょう。

戦争は確かに悲惨です。だからといって、それから目をそらすのはもうやめにしませんか?わが国をとりまく現実を冷静にみつめませんか?

歴史教科書問題、日中間での尖閣諸島領有権問題、中国軍潜水艦による沖縄県への領海侵犯、北朝鮮による日本人拉致、韓国による竹島占領、ロシアによる北方領土占領、在日米軍基地問題・・・、日本にもけっこう問題がありますね。

「最悪な事態」は起こらないようにすることももちろん大事ですが、起きたときの対処法を考えることも大事であります。最悪な事態を想定することが危機管理です。

毎年5月になると憲法9条云々で議論が行われるわが国を見ていると、スイスが非常に羨ましく思えます。

社会科、現代社会、政経に興味を持っている中学生、高校生、国際関係を専攻している大学生などはこういう本も読むことをおすすめします。

この本についてまとめてあるサイトはこちら

出版社: 原書房
ISBN: 4562036672
おすすめ度: ★★★★★


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