家族愛、言葉、感情のTPO@2006年トリノオリンピック

yuu

2006年02月28日 01:37

トリノオリンピックが閉幕しましたね。

日本は伸び悩んだのですが、荒川静香選手が金メダル!!
安藤美姫選手は惜しかったのですが、次回の舞台での活躍を期待したいですね。

さてさて、今日は、QAB(テレビ朝日系列)にて「トリノオリンピック総集編」という番組が放送されていましたね。

その中で、非常に気になった場面がありました。

それは・・・
スノーボードの藤森由香選手
(選手紹介のページはこちら→ http://www.sanspo.com/torino2006/snowboard/player/fujimori_yuka.html

ではなくて、そのお姉さんの発言。(姉妹揃ってかわいいですが・・・。)

そのお姉さんが、妹を応援する場面のこと。
外国の選手に向かって、

「こけろ!!こけろ」

と発言していたことです。

そしてあろうことか、実際に数人の外国人選手が転んでしまって、お姉さんや周りの応援している人たちは、藤森選手が進んでいったのを喜んでいました。


確かに、家族が出ているのですから、日本人がオリンピックという大きな舞台に出ているのですから、相手のミスを喜びたくなるのはわからなくもないです。

しかし、このような感情をパブリックな場で出していいのでしょうか。

自分の家族や日本代表を応援したいという気持ちはわかります。だからといって、外国人の対戦相手に対してこのような言葉を発していいのでしょうか。

4年前のワールドカップにて、
(共催国なのに)日本が点を取ったらブーイングしたり、
ドイツと対戦することになったら「ナチスは帰れ」とぬかしたり、
偏狭なナショナリズム全開な応援団がいた、某Kの国がありましたね。


この醜態をなんとも思わない国民や、これを公共の電波にのせてしまうテレ朝は、その某Kの国のレベルと同じです。


いくら自分たちの国の代表に勝ってほしいからといって、相手国を平気で貶してしまうレベルまで落ちてはいけない。(※もちろん、ここでいう相手国には、アンフェアなマネをする国(審判を買収して勝とうとする国、薬物を使って勝とうとする国)は含まない。)

私が住む日本には、国際的で公的な場において、他人をやじったり、アンフェアな言葉を発したりする伝統など一切ないはずだ。

国際的な場における国民としての礼儀に関する教育、これが今の日本にかけているもののひとつではないかと思いました。
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