北朝鮮と沖縄 北の手先に騙されることなかれ

yuu

2006年10月12日 03:35

まったく、懲りないですね。あの国。
近くにいる国にこんなことやらかされると、不安ですね。

さて、その北朝鮮により不安にさせられている日本の防衛策はどうなっているか。
そのひとつに、在日米軍がありますね。

その在日米軍の基地を多く抱えている沖縄では、こういう動きがあるようですね。
(引用開始)
琉球新報 平成18年10月10日
抗議の“壁”動かず にらみ合い続く パトリオットミサイル阻止
 9日午前に接岸した米軍パトリオット・ミサイル本体の搬入作業を阻止しようと、うるま市の米軍施設・天願桟橋ゲート前で8日から座り込みを始めた市民団体メンバーと現場を見守る米兵らとのにらみ合いが10日午前も続いている。
 北朝鮮の地下核実験が報じられる中、座り込むメンバーは「沖縄がミサイル戦争に巻き込まれる」と阻止への決意を一層強くし、那覇防衛施設局職員からの五度の説得にも応じず、現場の緊張感は高まっている。 市民団体メンバー約50人は10日午前7時40分、貨物船に向かって「パトリオットはアメリカに持ち帰れ」などとシュプレヒコールを繰り返した。集会で沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は21日に「パトリオット・ミサイル配備反対県民大会」を沖縄市内で開くことを報告、協力を呼び掛けた。
 10日午前11時10分ごろ、那覇防衛施設局の桝賀政浩施設企画課長が「座り込んでいる場所は米軍への提供施設内。そこから出てほしい」と9日から合わせて五度目の座り込み解除を求めたが、山城事務局長は「好き好んで座り込んでいるわけではない。貨物船がアメリカに帰るならここから出る」と拒否。桝賀課長は米軍と対応を協議する場で、市民団体の意向を伝えることを約束。断続的に交渉を続けることを確認して立ち去った。
 市民団体は9日早朝から米軍警察など米軍関係者が桟橋内に入ろうとするたびにスクラムを組んで阻止した。9日午前7時ごろ、ミサイル本体を積んだとみられる大型貨物船が伊計島の沖合方向から近づくと、船を桟橋に接岸させる米軍の誘導員がゲートから進入を試みたが、人の壁に阻まれた。このため貨物船はしばらく桟橋から数十メートル離れた地点で停泊し、午前8時45分に自力で接岸した。
 その後も市民団体がミサイルの搬入作業に当たる作業員や米軍関係車両の進入を阻止。9日は結局、ミサイルの陸揚げや輸送は行われなかった。
(引用終了)



(引用開始)
沖縄タイムス 平成18年10月11日
嘉手納に本体搬入/機動隊、反対派を排除

 米軍の警備要請を受け、県警は十一日早朝、うるま市の米軍天願桟橋前で、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)のミサイル本体の嘉手納弾薬庫への搬入を阻止していた市民グループ約五十人を、機動隊員らを動員して強制排除した。輸送船が天願桟橋に接岸してから丸二日間、膠着状態が続いていたが、米軍は同日午前、計二十四基のミサイル本体を輸送船から民間トレーラーに移し、嘉手納弾薬庫へ搬入した。ミサイル防衛(MD)を目的とするPAC3の国内配備は初となる。
 十一日午前六時前、機動隊員らを乗せた県警のバス六台が、市民グループが座り込みを続ける天願桟橋近くに到着。同六時二十分、盾を手にした約百人の機動隊員と約二十人のうるま署員らが市民グループを取り囲んだ。県警はスピーカーで繰り返し退去を呼び掛けた上で、腕を組んで立ち並ぶメンバーらの両脇を抱えるなどして一斉に排除。ゲート前の横断幕やのぼり、テントを次々に撤去した。けが人などは出ていない。
 阻止行動の解除を受け、米軍や日本人作業員を乗せたワゴン車やバス、民間の大型トレーラーが天願桟橋内へ進入。午前九時半、ミサイル本体とみられるコンテナを積載したトレーラー十五台が車列をつくって天願桟橋を出発し、約十五分後に嘉手納弾薬庫に入った。うち九台は二往復し、午後零時八分までに二十四基すべてを搬入した。
 ミサイル本体を積載していた輸送船は十一日午前十一時十分ごろ、天願桟橋を離れた。那覇軍港へ回航し、発射台などを陸揚げするとみられる。同日以降、嘉手納基地への搬入作業が再開される見通し。
 装備品などを積載した第一陣の輸送船は先月二十九日に那覇軍港に入港。今月五日未明まで四日間かけて約三百六十台(コンテナ含む)を嘉手納基地へ搬入した。
 米軍はミサイル本体や装備品などの移転、組み立てを約一カ月間で完了させ、年内に一部運用、年度内に本格運用をスタートする方針。

     ◇     ◇     ◇     

機動隊ごぼう抜き/反対派「何を守るのか」
 【中部】県警は十一日早朝、米軍と那覇防衛施設局の警備要請を受けて機動隊らを出動させ、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)ミサイルの本体荷降ろし阻止に向けて座り込みを続ける沖縄平和運動センターなどのメンバーを強制排除した。施設局は前夜まで「対話継続」を強調し、人数が少なくなったところを見計らったかのような強行突破。ひきずり出される反対派から「だまし討ちだ」「県民でなくミサイルを守るのか」と叫び声が上がった。ミサイル本体を積んだトレーラー十五台は、「爆発物」と書いた看板をつけ、交通量の多い県道に出て、嘉手納弾薬庫に向かった。
 「排除」。午前六時半、短い号令が下った。反対派約五十人に対し、向き合った機動隊員らは二倍以上の百人余り。互いの腕を組んでゲートを封鎖していた反対派を、一人一人両脇を抱えてひきはがしていった。
 大きな抵抗はないが、「やめて」という女性の叫び声が聞こえる。五十枚近いジュラルミンの盾がゲート周辺を固め、報道陣もその輪の中からはじき出した。

 道向かいの米軍施設では、陸海軍の将兵が談笑しながら、フェンス越しに混乱の様子を見守った。米国総領事館のカーメラ・カンロイ副領事は「警察は素晴らしい仕事をした。搬出が成功してとてもうれしい」と語った。施設局の職員十二人も、現場に立ち会った。
 この日も施設局との交渉が続くと考えていた反対派は午前四時半ごろ、「機動隊投入」を伝える朝刊が届くと、色めきたって対応を協議。平和センターの山城博治事務局長が「排除はされても、負けるのは、われわれを欺いてまで歴史的暴挙を働く施設局だ」と提起し、非暴力を貫くことを決めていた。
 三夜連続でゲート前に泊まりこんだ宜野湾市の川上佳子さん(43)は、「警察も施設局も、何を見て何を守ろうとしているのか」と悔しさをあらわに。他の参加者も「PAC3は戦争の火種になる」「最後は結局、権力で市民の声を押しつぶした」と声を震わせた。
 午前九時半前、ミサイル本体を運ぶ民間会社のトレーラーがゲートを出る際には、機動隊が県道の交通を完全に遮断。長い車列は「特別待遇」で嘉手納弾薬庫に向かった。
(引用終了)


※いずれの記事の太字強調も引用者による。

こういうニュースを聞くと、いやな気分になりますね。

懲りない人たちです。

ここで米軍の行動に対して反対する人たちって、本当に平和を望んでいるんでしょうか。

>「沖縄がミサイル戦争に巻き込まれる」
アメリカ軍に対し、こういう行動を起こさせるきっかけつくったのはどこの国ですか。
その国が核実験とかやらかしていることにはどうして抗議しないんですか。

あなた方の矛先は日米ばっかり、実に不公平ですね。

>「だまし討ちだ」
意味がわかりません。
どういうことが騙しなのか、この記事を読むだけではつかめないですね。
何度言ってもわからないなら、国もその気になってそれなりの対応しますよ。

>「PAC3は戦争の火種になる」
北鮮のミサイルとか核実験とか、領海侵犯やらかした中国軍潜水艦は無視ですかそうですか。
そうなんですよね、どうせ。
(そうじゃないというなら、根拠を見せてください。納得しましたら訂正します。)

>「県民でなくミサイルを守るのか」と叫び声が上がった。
そういうあなたこそ、県民でなく北朝鮮の体制を守るのか。

>米国総領事館のカーメラ・カンロイ副領事は「警察は素晴らしい仕事をした。搬出が成功してとてもうれしい」と語った。
大変でしたが、うまくいって何よりですね。

きつい表現で書いたことにはわけがあります。


上記の記事のなかで赤文字強調した「沖縄平和運動センター」という団体。

この団体については、以下のような記事もあるからです。

(引用開始)
朝鮮新報(日本語版) ※おそらく1998年の記事と考えられる。
沖縄でチュチェ思想全国セミナー
 「沖縄・日本・アジアの自主に関する全国セミナー」が10日、沖縄県那覇市内のホテルで行われた。主催はチュチェ思想研究会全国連絡会、全国セミナー沖縄県実行委員会。全国各地から日本のチュチェ思想研究者ら120余人が参加し、総聯中央の南昇祐国際局長、総聯沖縄県本部の金秉鉄委員長がそれぞれ来賓として招かれた。沖縄でのセミナー開催は1982年以来2度目。
 セミナーではまず、主催者を代表して島袋宗康・参院議員があいさつし、人間の自主性を重んじるチュチェ思想と自主・平和を願う沖縄県民の共通点を指摘しながら、米軍基地の存続に反対して粘り強いたたかいを続けている沖縄でセミナーが開催された意義について強調した。
 続いて南国際局長と井上周八・チュチェ思想国際研究所理事長が来賓あいさつした。南局長は、共和国の人工衛星打ち上げで、米国も衛星だと認めているにもかかわらず、日本だけが「ミサイル」と決め付け、朝・日の対立、関係悪化に利用している点などについて指摘した。井上理事長は、沖縄は日本と米国の支配層により米軍基地の存続を押しつけられているが、人間の自主性をめざすチュチェ思想をもっと学んで沖縄の自主・自立・平和を促進させようと呼びかけた。
 セミナーでは、チュチェ思想研究会全国連絡会の佐久川政一会長が ①経済危機にあえぐ米国と資本主義諸国 ②沖縄・日本・アジアの自主と平和のために ③自主の時代と金正日総書記の指導 ④日朝連帯と国交正常化問題――の体系で基調報告。とくに②では、沖縄における米軍基地の返還は極東最大である米軍基地の縮小を意味し、その実現は朝鮮半島やアジアの緊張緩和につながり、日本とアジアの信頼関係を回復してアジアと世界の平和にも大きく貢献する第一歩になると指摘した。また④では、共和国に対する偏見を捨て正しい朝鮮観に基づき日朝関係の平和的、友好的な道を切り開いていこうと語った。
 セミナーでは、武者小路公秀・フェリス女学院大学教授が「グローバル覇権下のアジアの自主―人間安全保障の観点から」、鎌倉孝夫・埼玉大教授が「朝鮮半島をめぐるアメリカと日本―朝鮮の自主的平和統一のために」と題して研究報告を行った。
 武者小路教授は、アジアの自主性を実現するには金大中「大統領」が今回の訪日で言及しなかった「従軍慰安婦」問題など日本が、過去の問題を正しく解決しなければならないと語った。
 鎌倉教授は、米国の朝鮮戦略は最終的には共和国の社会主義体制を崩壊させ、朝鮮統一後も米軍を駐屯させることだと指摘。また日本については過去に対する正しい歴史認識を持って日朝国交正常化を実現し、朝鮮の自主的平和統一にも寄与すべきだと強調した。
 石川元平・沖縄県教職員組合委員長が「沖縄における反戦平和のたたかい」と題して活動報告を行った。
 また、朝鮮社会科学者協会からの祝賀メッセージが紹介され、金正日総書記に送る手紙が採択された。

総書記推戴1周年、共和国創建50周年で祝賀宴
 金正日総書記推戴1周年、共和国創建50周年祝賀宴も同日に催された。
 平良研一・沖縄キムジョンイル著作研究会会長(沖縄大教授)が乾杯の音頭をとり、有銘政夫・沖縄軍用地違憲訴訟支援県民共闘会議議長が、共和国を正しく理解し、朝鮮の自主的平和統一に向けて朝鮮人民と共に、力を合わせてまい進していこうと祝辞を述べた。
 ほかにも佐久川会長、島袋議員、米盛裕二・沖縄大教授、下地玄栄・同、仲宗根義一・沖縄平和運動センター事務局長、金城睦・弁護士らがそれぞれ祝辞を述べた。
(引用終了)



あの金正日独裁体制の祝賀宴にも参加するどころか、「祝辞」まで述べる団体が主張する「平和」ってなんだろう・・・。

民主主義とは嘘八百、本来なら自分たちが最も嫌うべき独裁政治体制の国の創建祝賀宴とかに参加し、「祝辞」なんて。

あのような国に祝辞を送る連中に、沖縄の代表みたいな態度されるのは、非常に腹が立つ。

そういう人たちに共感している人たちにとっての「平和」ってなんだろう・・・。

地元紙(あるいは朝日新聞とか)しか読んだことがなく、それらの社説をなんとなく鵜呑みにしていたな、と思う人は、じっくり考えてほしいです。

米軍には、私も嫌悪感があります。ただ、米軍に頼りっぱなし、米軍は自衛隊よりも優先、というのはあまり良く思わないので、早く憲法9条を改正して、有事の際にはそれなりに動ける国であってほしいです。
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