暴力団はどっち?

yuu

2006年01月21日 00:18

暴力団は恐ろしいですよね。できればいなくなってほしい。

先日、中国政府から、「言論暴力団」と名指しで批判された新聞社がありました。

それは、
ずばり、産経新聞です。
フジサンケイグループの新聞社です。

名指しされたその産経新聞の記事を紹介しましょう。

~引用開始~

「産経は言論暴力団」 中国誌、名指し批判(産経新聞)

 【北京=福島香織】中国外務省傘下の半月刊誌「世界知識」(16日発行)は3ページをさいて産経新聞などを名指し批判した。中国メディア上で産経が批判対象となることは珍しくないが、「言論暴力団」「保守御用喉舌(宣伝機関)」と呼ぶなど、ここまで激しい論調は珍しい。今月上旬、日中協議の席で、中国側が日本側に報道規制を求め断られた経緯があるが、当局が日本メディアの中国報道にいかに敏感になっているかがうかがえる。

 記事は中国社会科学院日本研究所の金●(●=「亡」の下に「口」、その下に「月女凡」)・助理研究員の執筆で「日本右翼メディアを解剖する」「日本右翼メディアの言論の“自由”と暴力」といった刺激的な見出しが躍る。

 まず「正論」執筆者らを名指しで列挙、「侵略戦争を否定し、靖国神社参拝を支持し、周辺隣国を誹謗(ひぼう)中傷し、平和憲法改正を訴えるのが“正論者”の最大公約数」と説明。「デタラメの論に立ち、故意に過激な言動で人の興味を引きつけようとする」と批判した。

 一方、、朝日新聞については「広範な大衆を代表する進歩的メディア」と紹介し、戦後の保守勢力台頭に断固反対する民衆と朝日新聞に対し「保守勢力は言論操作の重要性を実感した」と解説。フジサンケイグループを、保守政財界のてこ入れで生まれた「保守勢力の御用喉舌」と位置づけた。

 さらに産経新聞などを「狭隘(きょうあい)な民族主義を吹聴するだけでなく、異論を排斥する言論暴力団」と呼び、「朝日新聞や進歩的論客を長期にわたって悪意に攻撃してきた」と述べた。

 中国は最近、日本の新聞の論調に敏感で、中国外交官が「日本新聞で産経だけが首相の靖国参拝を支持している」と語るなど、当局の産経新聞に対する不満が強まっているようだ。

【2006/01/17 東京朝刊から】

(01/17 11:39)

~引用終了~
赤い文字による強調は引用者による。

いや~~。中国必死ですねw。

では、突っ込んでいきましょう。

>。「デタラメの論に立ち、故意に過激な言動で人の興味を引きつけようとする」
産経のどこがデタラメ?ちゃんと根拠示してほしいですね。

朝日新聞については「広範な大衆を代表する進歩的メディア」と紹介し、戦後の保守勢力台頭に断固反対する民衆と朝日新聞に対し「保守勢力は言論操作の重要性を実感した」と解説。
先日取り上げたコラムに賛同は出来ても、全体としてみると賛同できません。八重山の珊瑚に傷つけて人のせいにしたり、自分たちの意にそぐわない教科書は排除しようとしたり、嫌がる人にもチラシを配ったサヨクのビラ配り運動家をかばったり、自分たちの意見にそぐわない公共放送局を叩くために嘘ついたりすることが、中国政府にいわしてみれば「進歩的」なことなのでしょうかね。

「狭隘(きょうあい)な民族主義を吹聴するだけでなく、異論を排斥する言論暴力団」と呼び、「朝日新聞や進歩的論客を長期にわたって悪意に攻撃してきた」
物騒な言葉ですね。このように主張する中国政府には、「偽善的な平和主義を吹聴するだけでなく、異論を排斥する言論暴力団」が、「産経新聞や保守系論客やつくる会などを悪意に攻撃してきた」ことは、目に映らないんでしょうね。ま、当然ですかね。

ここで私が述べた「偽善的な平和主義を吹聴するだけでなく、異論を排斥する言論暴力団」とは誰たちのことをさしているのか、また、暴力団の定義を「異論を敗訴する者」とするなら、中国政府と産経新聞のどちらがより暴力団に近いか、良識ある貴方ならおわかりなはずでしょう。


最後に、私の立場といいますと、私はここで中国政府を批判しましたが、産経新聞を完全に支持しているわけではなく、朝日新聞を完全に敵対視しているわけでもないということを申し上げさせていただきます。
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